ニュース 金融 作成日:2017年10月20日_記事番号:T00073492
生保大手の中国人寿保険は19日、安聯人寿保険(アリアンツ生命保険)の従来型生命保険契約7万8,000件を1台湾元(約3.7円)で取得すると発表した。アリアンツは498億台湾元(約1,850億円)相当の資産と保険契約準備金265億元を中国人寿に譲渡。中国人寿は総資産で台湾人寿保険を抜き、台湾生保業界5位の座を奪還する。20日付工商時報が伝えた。
中国人寿によると、アリアンツから引き継ぐ生保契約はコストが平均3.3%で、3%以上の投資収益を上げれば損益均衡が可能。譲渡される資産は全て現金で、中国人寿の過去10年の平均投資利回り(4%)に照らすと5億元の投資収益が得られる計算だ。中国人寿はまた、会計士による監査後、割安購入益を計上する見通しだ。
アリアンツは2016年5月、台湾人寿に従来型生命保険契約を譲渡すると発表したが、金融監督管理委員会(金管会)が難色を示したため、最終的に計画を撤回。今回新たに中国人寿への譲渡を決めた。金管会の承認後、来年上半期にも手続きが完了する見通しだ。
アリアンツは今回の契約譲渡後、投資型保険商品に注力する構えで、台湾市場からは撤退しない。
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