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大学院生に強酸性液体かけ自殺、深夜の台大キャンパス騒然


ニュース 社会 作成日:2017年10月20日_記事番号:T00073498

大学院生に強酸性液体かけ自殺、深夜の台大キャンパス騒然

 20日付聯合報報電子版などによると、同日午前0時ごろ、台湾大学(台北市大安区)のキャンパス内の女子寮前で、若い男が同大大学院生の男性(23)と言い争い、強酸性とみられる液体をかけ、果物ナイフで切りつけて大けがをさせた後、自分の首を切って自殺する事件が起きた。2人が争った際、現場にいた男性の同級生と寮の管理人の女性にも液体がかかり、3人は台湾大学医学院附設医院(台大医院)に運ばれた。大学院生は危険な状態だという。

/date/2017/10/20/18ntu_2.jpg深夜のキャンパスは騒然とした雰囲気に包まれた。女子寮の女子学生からは「大学でこのような事件が起きるとは恐ろしい」との声が聞かれた(20日=中央社)

 警察によると、自殺した男と大学生院の間には女性をめぐって確執があったもようだ。男は25歳で、台湾科技大学(台北市大安区)の大学院を今年卒業したばかり。

 大学院生の同級生によると、男は当初、大学院生と雑談をしていたが、寮管理人の女性から深夜なので帰宅するよう促されると、リュックから液体の入ったボトル2本を取り出して大学院生に飲むよう求めるしぐさをした。大学院生が拒否し、管理人が改めて帰るよう求めると男は激高。ボトルの中の液体を大学院生にかけて全身にやけどを負わせた上、果物ナイフで背中や首、腕を切りつけて大けがを負わせた。大学院生が血まみれになって倒れるのを見ると、ナイフで自分の首を切って自殺した。

 現場付近には多くの目撃者がいたということで、警察で引き続き事件の詳細を調べている。