ニュース 電子 作成日:2017年10月23日_記事番号:T00073501
アップル製品の動向把握で定評のある凱基証券(KGI)の郭明錤アナリストは、11月3日発売の新型スマートフォン「iPhoneX(テン)」の初回出荷台数は200万~300万台と予測した。▽アンテナ用フレキシブルプリント基板(FPC)▽広角デュアルレンズカメラ用FPC▽3D(3次元)センサーのドットプロジェクター──の歩留まり率が低く依然供給不足のためで、11月に入れば状況は改善すると予想した。22日付工商時報が報じた。
郭アナリストは、iPhoneX出荷の最大のネックはアンテナ用FPCで、村田製作所に代わり、嘉聯益科技(キャリア・テクノロジー)が生産能力を増強しており、11月に大量生産が可能と予測した。広角デュアルレンズカメラ用FPCも品質への要求が高く、供給不足に陥っている。3Dセンサーのドットプロジェクターは顔認証の精度が改善し、LGイノテックが11月に出荷を増やすほか、鴻海精密工業傘下のシャープも12月から大量に出荷し、供給不足が徐々に改善する見通しだ。
郭アナリストは、iPhoneXの第4四半期出荷予測を2,500万~3,000万台へと、従来予測の3,000万~3,500万台から下方修正した。一方、来年第1四半期は4,500万台へと、前期比5割増の見通しだ。これに伴い、▽台湾積体電路製造(TSMC)▽大立光電(ラーガン・プレシジョン)▽鴻海▽同欣電子工業▽精材科技(シンテック)▽キャリア・テクノロジー──など台湾のサプライヤーは、来年第1四半期売上高が非需要期ながら期待できそうだ。
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