23日付蘋果日報によると、電子機器受託生産大手、英業達（インベンテック）傘下の無敵科技（インベンテック・ベスタ）が開発した静電容量式指紋認証モジュールが、中国の小米科技（小米、シャオミ）が今月発売したスマート型の金属スーツケースに採用された。
同製品はまた、シャオミ傘下の深圳前海智慧信息系統（アークティキャド）が販売しているＵＳＢメモリー「Ｕ蜜」にも採用されたようだ。
インベンテック・ベスタは指紋認証センサーを搭載したカード関連の商機も見込んでいる。同社は、指紋認証カードは企業のドアロック解除に活用でき、既に欧州の企業や病院など多くの顧客に採用されていると説明した。
インベンテックは、今年１～10月の指紋認証モジュール出荷量は前年同期の2.2倍に増えており、通年では前年の2.5倍に達するとの見通しを示した。来年は米国での需要増が期待できるという。
インベンテックは４年前に指紋認証事業に参入。製品の利益率が高いことから、既に投資を回収できているという。
