ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年10月23日_記事番号:T00073506
台塑集団(台湾プラスチックグループ)と中国鋼鉄(CSC)などがベトナム北中部ハティン省で操業しているフォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)の大型製鉄所が生産した、CSC向けのスラブ(半製品)1,000トンを積んだ貨物船が20日、同国ソンズオン港を出港した。CSCがFHSから購入したスラブ10万トンの第1弾入荷分で、遅くとも23日に高雄港のCSC専用埠頭(ふとう)に到着する予定だ。21日付経済日報が報じた。
CSCはスラブ1,000トンのうち800トンを自社に、200トンを子会社の中鴻鋼鉄に振り分けて圧延試験を行う。品質に問題がなければ残りの発注分を来年初めにかけて順次入荷する。
CSCは10月1日から溶鉄年産量265万トンの第3高炉を休止し、改修工事に入っている。新高炉が稼働するまでのスラブ不足分をFHSからの入荷分で補う計画だ。
CSCはFHSから毎年200万トンの鋼材供給を受けることができる。来年に予定されるFHSの2基目の高炉稼働後、CSCの入荷量は拡大する見通しだ。
このほか、CSCと新日鉄住金などとのベトナム合弁薄板会社、CSVC(中国語名・中鋼住金越南)を含めたCSC子会社3社もFHSからの鋼材供給を受け、アジア市場の共同開拓に弾みがつく見込みだ。
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