ニュース 電子 作成日:2017年10月24日_記事番号:T00073526
サムスン電子は来年、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)のチップを採用したスマートフォンの機種数を大幅に減らす、あるいは完全に採用しないとの市場観測が浮上している。メディアテックは、来年もサムスンからの受注はあると観測を否定した。24日付経済日報が報じた。
メディアテックは昨年6月、4コアチップの「MT6737」、8コアの「MT6750」がサムスンの「ギャラクシーJ2プライム」、「ギャラクシーJ7マックス」などの「J」シリーズと「A」シリーズに採用され、同年10月から出荷を開始した。メディアテックのサムスン向け出荷量は月200万~300万個で、全体の1割未満とされる。
市場観測によると、メディアテックはこのほど、「MT6737」の粗利益率が同社製品の平均を大きく下回ることから、サムスンに対し、来年発売するスマホに今年9月に発売した「MT6739」と「Helio(ヘリオ) P23」の採用を求めた。ただ、サムスンは依然同意していないという。
証券会社は、サムスンがメディアテックのチップを完全に採用しなくなれば、メディアテックの来年第1四半期の携帯電話用チップ出荷数は大幅に減少すると予想。ただ、サムスン向けの製品は粗利益率が低いため、メディアテックの粗利益率向上には有利になると指摘した。
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