労働部労働力発展署（労発署）の統計によると、公営就労支援機関における卸売・小売業の９月新規求人件数は１万4,334件で前月比5.95%増、前年同月比8.94%増と、業種別で最高の伸びだった。労働部は、贈答シーズンの▽中元節（旧暦７月15日、今年は９月５日）▽中秋節（旧暦８月15日、今年は10月４日）▽クリスマス▽春節（旧正月）──に向けて、企業が求人を増やしたと説明した。24日付工商時報が報じた。
労発署の統計によると、卸売・小売業の求人のうち31.39%が「店舗の販売員」（幹部候補含む）だった。コンビニエンスストア大手の▽セブン－イレブン▽全家便利商店（台湾ファミリーマート）▽萊爾富（ハイライフ）▽ＯＫ超商（ＯＫマート）──や、量販店大手の▽家楽福（カルフール）▽大潤発（ＲＴマート）▽愛買（ａマート）──、スーパーマーケット大手の▽全聯福利中心（Ｐｘマート）▽頂好（ウェルカム）▽美廉社（シンプルマート）──などが大幅な募集を行っている。
このうち、ハイライフの求人件数は700件以上で、▽店舗責任者候補▽エリア責任者候補▽ネットショップ担当者▽店舗スタッフ──などを募集している。また、年内に650～700店への店舗拡大を目指すシンプルマートの求人件数は250件以上で、▽幹部候補▽店長候補▽店舗スタッフ──などを募集している。
公営就労支援機関における９月新規求人件数は10万1,982件で前月比8.3％減、新規求職件数は６万1,156件で9.1％減少、求人倍率は1.67倍だった。
