ニュース 金融 作成日:2017年10月24日_記事番号:T00073540
金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員は23日、華南商業銀行ニューヨーク支店が米ニューヨーク州金融サービス局(DFS)から現地のマネーロンダリング(資金洗浄)防止規範に違反していると指摘されたものの、マネーロンダリングには関与していなかったとの認識を示した。24日付工商時報が伝えた。
顧主任委員(左)は、兆豊銀と華南銀以外の9行のニューヨーク支店は、違反を指摘されていないと述べた(23日=中央社)
顧主任委員は「マネーロンダリングの通報体制が米国の基準を満たしていなかっただけであり、華南銀は弁護士、会計士を雇い、危機処理に当たっている」と説明。また、金管会が米国側の金融検査について、直ちに通報を受け、全面的に把握しているとした。
金融持ち株会社、華南金融控股は、呉当傑董事長が渡米して対応に当たるとともに、華南銀ニューヨーク支店のCCO(最高遵法責任者)を更迭した。
台湾金融業界では、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)が昨年8月、米国でマネーロンダリング対策の不備で1億8,000万米ドルの罰金処分を受けている。今回も巨額の罰金処分につながる可能性について、顧主任委員は「完全には否定できず、米国の決定、米国が華南銀の改善策を受け入れるかどうかを見守っている」と話した。
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