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兆豊銀タイ法人、行員が3千万元着服


ニュース 金融 作成日:2017年10月24日_記事番号:T00073542

兆豊銀タイ法人、行員が3千万元着服

 兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)のタイ現地法人で、行員が3,300万台湾元(約1億2,400万円)を着服していたことが分かった。24日付自由時報が伝えた。

 同行の説明によれば、タイ法人では2012年から17年にかけ、タイ国籍の行員が顧客の外貨両替金額や手数料を水増しする手口で資金を着服していたという。保険金や行員の退職金没収などで、実際の損失額は2,200万元だった。損失は既に計上済みだという。

 タイ法人では総経理が更迭され、犯行に関与した3人のうち1人は解雇。2人は停職の上、取り調べを受けている。

 金融監督管理委員会(金管会)によると、8月初めに同行から事実関係の通報があり、金管会は改善措置と調査報告の提出を求めた。金管会は今後、事件全体を検討した上で、処分内容を決める方針だ。

 兆豊銀は昨年8月、米国でマネーロンダリング対策の不備で1億8,000万米ドルの罰金処分を受けたばかりだ。