経済部統計処が23日発表した９月の工業生産指数は前年同月比5.24％上昇の112.57ポイントで、５カ月連続で前年を上回った。上昇幅は過去７カ月で最大だった。工業生産指数の９割以上を占める製造業生産指数も前年同月比5.36％増の114.1ポイントで、17カ月連続で前年同月を上回った。24日付工商時報が報じた。
製造業生産指数のうち、機械設備業は前年同月比23.6%上昇した。自動車と部品業は15.2%上昇した。新車発売が貢献した。このほか、ベースメタル業も9.8%上昇、化学材料業は4.2%上昇と、従来型産業が好調だった。
一方、電子部品業は前年同月比0.35%下落した。経済部統計処の王淑娟副処長は、▽比較対象の昨年９月はメーカーの在庫補充で指数が高かった▽アップルの新型スマートフォン「iPhoneX」が11月に発売されることから、部品生産の一部が10月に後ずれした──と説明した。
王副処長は、▽世界経済の安定成長▽消費者向け電子製品の新機種発売が相次いでいること▽欧米、中国の需要増──が追い風となり、10月の製造業生産指数も前年同月比４%以上上昇し、年末までプラス成長が続くと予想した。
