ニュース 政治 作成日:2017年10月24日_記事番号:T00073548
台湾海軍から掃海艇6隻の建造を受注していた慶富造船(高雄市)が破産する見通しとなり、掃海艇の引き渡し時期が遅れるのは確実な状況だ。24日付蘋果日報が伝えた。
蒲副部長(左1)は、計画断念となった場合は国防に影響が及ぶとした上で、既存の掃海艇の性能向上で安全を確保すると話した(23日=中央社)
国防部の蒲沢春副部長は23日、慶富造船による契約の履行継続、別の造船会社による契約引き継ぎ、入札再実施、計画断念という4つの選択肢を念頭に置いているとした。
慶富造船が破産し、他社に契約を引き継ぐ場合で1~2年、入札再実施で3~4年を要するため、掃海艇の引き渡し時期は当初計画の2020年から23年以降に遅れる見通しだ。
慶富造船をめぐっては、台湾海軍の掃海艇入札に関連し、虚偽文書で第一商業銀行(ファースト・バンク)など政府系銀行9行から計205億台湾元(約770億円)の協調融資(シンジケートローン)枠の設定を受け、うち150億元の融資を不正に受けていたことが明るみに出ている。また、慶富造船の経営陣が掃海艇受注前に中国と接触していたことも問題化している。
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