ニュース 公益 作成日:2017年10月25日_記事番号:T00073572
生ごみや稲わらを発電燃料とする台湾初のバイオマスセンター「外埔緑能生態園区」が24日、台中市外埔区で着工された。25日付工商時報などが報じた。
林佳龍台中市長(左)と李応元環保署署長(中)がくわ入れを行った(環保署リリースより)
台湾では北部、中部、南部の3カ所でバイオマスセンターが計画されており、今回中部が最も早く着工を迎えた。外埔緑能生態園区は年間の発電量約3,377万キロワット時(kWh)で、約9,670世帯が1年間に使用する電力量を供給でき、グリーンエネルギー発電所としては台湾最大となる。2018年末に試験運転を予定しており、温室効果ガス1万7,400トンの削減効果を見込む。
年間5万4,000トンの生ごみをバイオ燃料に転化する他、大甲区や大安区などから稲わらを年5万トン調達し、バイオガス発電に利用する。
着工式に出席した李応元・行政院環境保護署(環保署)署長は、「生ごみを処理する焼却炉の負担軽減の他、台中全体の稲わらを40%削減でき、稲わらを燃す際の大気汚染を低減できる。発電と環境対策の一石二鳥の効果がある」と語った。
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