ニュース 社会 作成日:2017年10月25日_記事番号:T00073574
このほど東京を訪れた子供連れの台湾人女性が、有名百貨店で借りたベビーカーを宿泊施設まで持ち帰り、そのまま放置してチェックアウトするという行為がインターネット上で報告され、非難を浴びている。ほかにも一部台湾人の日本でのマナーやルール違反が問題となっており、台湾のイメージ悪化を懸念する声が上がっている。
池袋でゲストハウス「東京日記」を経営する台湾出身の高敏勛さん(26)によると、子供連れで宿泊した30代の台湾人女性が22日にチェックアウトした後、従業員が掃除をしようと部屋の中に入ったところ、残されたベビーカーを発見した。従業員が「LINE(ライン)」で女性と連絡を取り、画像を送付して「あなたのものですか」と尋ねると、「そうなのですが、もう要らないから捨てて」とメッセージが返ってきた。
しかしベビーカーをよく見ると、背もたれ部分に大きく「SEIBU」と有名百貨店のロゴがプリントされていた。従業員が「百貨店のものでは?」と問うと、女性は悪びれもせず「百貨店のものよ。返却し忘れたの」と答えたという。
台湾人のイメージ悪化を懸念し、高さんは後日、ベビーカーを百貨店にそっと返却してきたそうだ。
あまりに度が過ぎると、高さんが経緯をフェイスブック(FB)上のコミュニティーページ「爆料公社」に投稿したところ、この宿泊客に対し「窃盗と同じ」「一部の人間のマナーやルール違反で台湾人全体のイメージが悪化する」など非難するコメントが数多く寄せられた。
旅行業界団体、中華優質旅遊発展協会の李奇岳理事長によると、▽ショッピングモールで借りた買い物用カートを宿泊施設まで持ち帰った▽禁煙エリアで喫煙した▽宿泊施設を予約しながらキャンセルせずに宿泊しなかった──といったマナーやルール違反がたびたび報告されているという。
こうした行為はごく一部の人間であっても、「台湾人がマナーが悪い」と受け止められる可能性がある。同様に、台湾で暮らす日本人も日ごろの行動に気を付けたいものだ。
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