アップルの新型スマートフォン「iPhoneX（テン）」の27日予約開始、11月３日発売を前に、通信キャリア５社は25日、本体価格が最安5,800台湾元（約２万2,000円）となる４Ｇ（第４世代移動通信システム）通信料金プランを発表した。旧機種からの買い替えで割引を適用すれば、本体無料となるケースもある。26日付工商時報が報じた。

　中華電信、台湾大哥大（タイワン・モバイル）、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコム）は月額2,699元の通信料金プランと組み合わせた場合、64ギガバイト（GB）モデル本体を5,800元、256GBモデルを１万1,400元で提供する。iPhoneX本体価格は64GBモデルが３万5,900元、256GBモデルが４万1,500元で、iPhone史上で最も高いものの、実質割引は最高３万元以上と、台湾の携帯電話の販売奨励金で過去最高額だ。大手３社は、iPhoneXはiPhone8より買い替えが進むと予想している。

　このほか、大手３社の月額1,399元プランの場合、▽64GBモデル、本体価格２万1,300元▽256GBモデル、２万6,900元──。亜太電信（アジア・パシフィック・テレコム）は月額1,299元プランで256GBモデルが１万9,999元（50台限定）、台湾之星電信（台湾スターテレコム）は月額1,899元プランで▽64GBモデル、１万4,300元▽256GBモデル、１万9,990元──となる。

　中華電信の月額599元プランの場合、▽64GBモデル、３万1,400元▽256GBモデル、３万7,000元──。遠伝は▽64GBモデル、３万300元▽256GBモデル、３万5,900元──。台湾モバイルは1,000元未満のプラン設定がない。