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旧台北市議会再開発、地上権ようやく売却


ニュース 建設 作成日:2017年10月26日_記事番号:T00073594

旧台北市議会再開発、地上権ようやく売却

 台北市中心部の忠孝西路と中山南路の交差点に面し、長年再開発されずに放置されていた旧台北市議会跡地の再開発に向けた地上権売却入札で、先月までに豪昱営造、海悦国際開発、互立機電工程によるコンソーシアム「金毓泰」が落札者に決まり、25日に権利金28億8,880万台湾元(約110億円)で契約が結ばれた。26日付聯合報が伝えた。

 旧台北市議会庁舎は1990年の議会庁舎移転後、09年まで台北市政府警察局中正第1分局が使用していたが、その後、旧庁舎が撤去された跡地は放置されていた。その間、市政府が実施した地上権売却入札は権利金を引き下げるなどしたにもかかわらず、5回にわたり不調を繰り返した。

 金毓泰は跡地にホテル、オフィスが入居する地上27階、地下5階の高層ビル、博物館とオフィスが入居する地上17階、地下5階建てのビルを建設する。完成は早ければ22年の見通しだ。

 地上権は延べ床面積の40%を文化観光施設として利用することが条件となっており、台北市政府が「台北城博物館」として無償で使用する予定だ。