ニュース 金融 作成日:2017年10月26日_記事番号:T00073599
台湾海軍から掃海艇6隻の建造を受注している慶富造船(高雄市)に対する総額205億台湾元(約770億円)の協調融資(シンジケートローン)について、幹事行の第一商業銀行は25日、債務不履行に陥ったと正式に発表した。26日付自由時報が伝えた。
慶富造船の本社。第一銀の損失額は最大で45億5,000万元を見込む(26日=中央社)
第一銀はシンジケート全体の損失額について、国防部が慶富造船による掃海艇建造を中断した場合は125億元に上るが、建造を続行した場合には45億元まで圧縮できるとの試算を示した。
第一銀は慶富造船と債務償還に関する交渉に応じる条件として、未払い利息など3億1,000万元の支払いを求めたが、同社が資金を確保できなかったため、交渉は不調に終わったと判断した。今後は債権団会議で対応を協議するほか、検察に同社を告訴する方針だ。
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