ニュース 社会 作成日:2017年10月26日_記事番号:T00073604
台南市に住む女性がこのほど、友人と山へドライブに出掛けたところ、地理に不案内だったため全地球測位システム(GPS)アプリを頼りに道を進んだものの、まったく関係のない山奥へと誘導されて身動きが取れなくなり、警察に救援を求める事態となった。
この女性は24日、友人と共に台南市の山岳地帯に位置するコーヒー豆の産地、東山区までドライブに出掛けようと午後2時過ぎに車で出発。フォルモサ高速公路(国道3号)を柳営インターチェンジで下りて市道174号線を山に向かって進もうとしたものの、道がよく分からなかったことから、スマートフォンのGPSアプリに誘導を任せることにした。
通常、東山区へ向かうには174号線をそのまま進むか、途中で郷道99号線に入れば40分ほどで道沿いにコーヒーショップが立ち並び、通称「咖啡公路」と呼ばれる観光スポットの市道175号線に到着することができる。しかし、彼女が使用したGPSアプリに不具合があったのか、柳営インターチェンジを下りると「107号線」へと誘導され、気付いたときには山奥の産業道路に連れていかれてしまった。
荒れた道を恐る恐る進んでいたが、不注意で車を路肩に乗り上げ、動けなくなってしまい、途方に暮れた揚げ句、救援を求めて警察に通報することとなった。
パニックに陥り、自分のいる場所を見失った彼女に対し、電話に出た警察官は近くに電信柱を探し、その番号を確認するよう指示。無事、女性の居場所を突き止め、レッカー車を派遣した。
無事「救出」された女性は、「GPSが道を間違えるなんてあり得ないと思っていた」と話したという。技術が進歩したとはいえ、機械に完全に頼ってしまうと大変な目に遭う場合がある好例と言えよう。自分自身の判断力も磨いておきたいものだ。
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