ニュース 電子 作成日:2017年10月27日_記事番号:T00073608
パワー半導体用リードフレームメーカー、界霖科技の蔡上元董事長は、住友金属鉱山からパワー半導体用リードフレーム事業を行う3社を買収したことで技術力が大幅に向上し、日本の自動車メーカー大手のサプライチェーン入りを果たしたことを明らかにした。27日付工商時報が報じた。
蔡董事長。SHプレシジョンは車載用の売上高が45%以上を占める(26日=中央社)
界霖科技は6月、住友金属鉱山の100%子会社のSHマテリアル(SHM)が保有していた▽SHプレシジョン(山形県米沢市)▽蘇州住立精工(江蘇省蘇州市)▽マレーシアンSHプレシジョン(ヌグリ・スンビラン州)──を買収した。
蔡董事長は、SHプレシジョンが保有していた特許、技術を取得したことで、リードフレームのカスタマイズ設計が可能になったと説明。▽独インフィニオン・テクノロジーズ▽米テキサス・インスツルメンツ(TI)▽米ビシェイ・インターテクノロジー──など半導体大手からも受注したという。
SHプレシジョンは9月に黒字化したほか、蘇州住立精工、マレーシアンSHプレシジョンも利益が出ている。蔡董事長は、3社の買収により、界霖科技はパワーモジュール用リードフレームの世界最大手になったと説明した。
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