ニュース 電子 作成日:2017年10月27日_記事番号:T00073609
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は26日、2018年は中国で世界初の第10.5世代工場や8.6/8.5世代工場が稼働して生産能力が増えるが、テレビの大型化やスペック向上などでパネル需要も5~7%増え、安定した市況が続くとの見方を示した。27日付工商時報が報じた。
AUOの第3四半期連結売上高は874億台湾元(約3,300億円)で前期比3.5%増、前年同期比1.6%増、粗利益率は17.5%に2.8ポイント下落、純利益は88億5,600万元で前期比9.9%減、前年同期比80.8%増だった。大型パネル出荷枚数は2,909万枚で前期比8.3%増、中小型パネル出荷枚数は4,681万枚で前期比21.1%増だった。
彭董事長は、今年の新興市場向けテレビ出荷は8~10%成長しているが、成熟市場のテレビ販売はやや低調で、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休の出荷は前年同期比16%減少したと語った。ただ、4Kテレビの構成比が73%、50インチ以上の大型テレビ構成比が56%、ハイダイナミックレンジ合成(HDR)構成比が40%と、スペックが大幅に向上していると指摘した。
彭董事長は、今年第4四半期のテレビ用パネルや携帯電話用パネル需要は悪くなく、価格は小幅下落、出荷量は小幅減少にとどまっていると述べた。スマートフォンの画面アスペクト比18:9パネルの採用増加と、来年の春節(旧正月)に向けたテレビ用パネル在庫積み増しで、AUOの生産能力稼動率は前期の95%以上の高水準を維持する見通しだ。
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