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台塑化とクレイトン、合弁HSBC工場が来年稼働へ


ニュース 石油・化学 作成日:2017年10月27日_記事番号:T00073616

台塑化とクレイトン、合弁HSBC工場が来年稼働へ

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)とスチレンブロック共重合体(SBC)世界大手の米クレイトンポリマーの合弁会社、台塑科騰化学は、第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)の水添スチレンブロック共重合樹脂(HSBC)プラントの正式な稼働許可を同県の環境保護局に申請したと明らかにした。期待通り年末に許可を取得できれば、来年から本格生産を開始する。年産額は45億台湾元(約170億円)に達する見通しだ。27日付経済日報が報じた。

 台塑科騰化学の六軽プラントは台湾唯一のHSBCプラントで、既に8カ月間の試運転を行っている。正式稼働後は年産4万トンを計画している。総投資額は約78億元。

 台塑科騰化学は、既に7種類の製品の試運転を行っており、年末に目標の9種類の製品の試運転を目指していると説明した。

 台塑科騰化学が生産したHSBCはクレイトンが固定価格で買い取る。製品の粗利益率は30%以上とされ、台塑化は正式稼働後5~6年で投資を回収できると予想しているようだ。