台湾最大規模の旅行業界の展示会、台北国際旅展（台北インターナショナル・トラベルフェア、ＩＴＦ）が27日、台北世界貿易センター１館と３館で開幕した。開催期間は30日まで。60以上の国と地域から950の企業・団体が過去最多の1,650ブースを出展する。ＩＴＦの蘇成田主任委員は、期間中に36万人が来場し、30億台湾元（約110億円）以上の経済波及効果をもたらすと予想した。27日付蘋果日報が報じた。
台湾高速鉄路（高鉄）は30日にＩＴＦで、乗車券交換券を含む3,500元相当の福袋を1,000元で売り出す（26日＝中央社）
今年の台北トラベルフェアでは旅行サイト大手、易遊網（ｅｚトラベル）が個人向けに日本の東北地方の紅葉巡り４日間のプランを税抜き5,999元から販売しており、格安として注目を集めている。また、雄獅旅行社（ライオントラベル）は韓国・釜山旅行プラン（５日間）を9,999元、シンガポール旅行プラン（３日間）を8,999元から、上海ディズニーランドツアー（４日間）を税抜き8,888元とそれぞれ１万元未満で販売している。
価格比較サイト「FunTime旅遊比価」によると、今年の台北トラベルフェアで航空会社が販売している航空券は上半期より平均５%安い。また、九州、東京行きの団体旅行は上半期より30%（7,000～8,000元）安い。
