ニュース 政治 作成日:2017年10月27日_記事番号:T00073627
中国共産党第19回党大会が閉幕し、習近平政権2期目の指導者層が固まったことを受けて蔡英文総統は26日、中台双方の指導者が政治的な知恵によって関係改善を図り、敵対と戦争の恐怖を永遠に消し去ろうと中国側に呼び掛けた。27日付聯合報が報じた。
蔡総統の対話呼び掛けもむなしく、中台関係の冷え込みは当分続きそうだ(26日=中央社)
蔡総統の発言は、行政院大陸委員会(陸委会)主催の中台交流30周年の記念フォーラムで行われた。戦後の中台交流は1987年11月、国共内戦で台湾に逃れた中国大陸出身の老兵の里帰りを認めたことで始まったが、蔡総統は民進党が当時から中台交流を支持していたと強調。また、過去30年で台湾人による中国大陸訪問は延べ1億人に達するなど密接な交流があることを指摘して、中台の平和的関係を発展させたいと中国側に呼び掛けた。
これに対し中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は「両岸(中台)が一つの中国に属すると認めてこそ対話ができる」との従来からの立場を繰り返し、蔡総統の呼び掛けを拒否した。19回党大会では習近平総書記が台湾独立に強く反対する政治報告を行い、17秒間に及ぶ盛大な拍手を受けている。
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