ニュース 電子 作成日:2017年10月30日_記事番号:T00073632
経済部関係者は、携帯電話用半導体最大手の米クアルコムが第5世代移動通信(5G)分野で工業技術研究院(工研院)との交流を中断したことで、台湾での5G導入準備が少なくとも1年半遅れ、5G市場を失うとの懸念を表明した。28日付自由時報が伝えた。
経済部関係者は「工研院や台湾企業は、クアルコムとの提携によって、同社と同時に製品開発を進めることができたが、提携中断で台湾メーカーによる研究開発(R&D)が遅れ、海外メーカーが発売する製品を眺めているしかなくなる」と述べた。
工研院との提携は、小型基地局「スモールセル」の導入に関するものだった。実際に第4世代(4G)ではクアルコムとの提携がなかったため、同社の提携先メーカーに比べ、スモールセル関連チップの入手が1年6カ月遅れた経緯がある。
経済部関係者は「5G製品の商業化のタイミングを逃しかねない」と危機感を募らせている。
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