ニュース 電子 作成日:2017年10月30日_記事番号:T00073635
鴻海精密工業傘下のシャープは27日、2017年度7~9月の業績を発表。連結売上高は6,087億円で前期比20%増。純利益は202億円で40%増となった。同社はこれで4半期連続での黒字計上で、来年3月までの17年会計年度の純利益予測を従来の590億円から690億円に上方修正した。16年度は248億円の赤字で、鴻海が昨年8月に同社を正式に傘下に収めたことを契機に業績が大幅に改善している。28日付経済日報が報じた。
野村勝明シャープ副社長は業績説明会で、テレビの中国市場での販売好調、スマートフォン用とタブレット端末用のパネル需要が強いこと、およびコスト削減策が効果を挙げていることを好業績の理由として挙げた。自社ブランドテレビと液晶パネルを含むアドバンスディスプレイシステム事業部門は17年7~9月の売上高が前年同期比43%増の2,719億円。営業利益は96億円と前年同期実績の損失78億円から大幅な改善を遂げ、同期の躍進の原動力となった。
シャープは今年6月に東証一部復帰を申請している。ブルームバーグ・ガドフライのコラムニスト、ティム・カルパン氏は「かつてシャープは株式の空売りを勧める予測ばかりだったが、鴻海はそれら熊(ベア)の群れを打ち破った」と評価した。
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