市場調査会社、ガートナーの統計によると、世界での第３四半期パソコン出荷台数は6,700万台と前年同期比3.6％減で、12四半期連続で前年を下回った。華碩電脳（ＡＳＵＳ）は前年同期比９％減、宏碁（エイサー）は6.2％減で、それぞれ４位、６位だった。28日付工商時報が報じた。
首位はＨＰで1,459万2,000台（前年同期比4.4％増、シェア21.8％）だった。上位ブランドで唯一のプラス成長だった。米国市場での出荷は減少したが、南米市場で２桁成長、アジア太平洋市場で５四半期連続成長を果たした。
２位以下は▽聯想集団（レノボ）、1,435万6,000台（1.5％減、シェア21.4％）▽デル、1,015万4,000台（0.4％減、シェア15.2％）▽ＡＳＵＳ、489万2,000台（前年同期比９％減、シェア7.3％）▽アップル、461万3,000台（5.6％減、シェア6.9％）▽エイサー、432万3,000台（6.2％減、シェア6.5％）──。
一方、資訊工業策進会（資策会）産業情報研究所（ＭＩＣ）の統計によると、2017年のゲーム用ノートＰＣ出荷台数は780万台で前年同期比11.2％増の予測だ。ＨＰ、デル、レノボが中国市場を強化し、5,000～7,000人民元（約８万5,000～11万2,000円）の価格帯の競争が激化する見通しで、ＡＳＵＳ、エイサー、微星科技（マイクロスター・インターナショナル、ＭＳＩ）などにとって打撃となりそうだ。
