30日に閉幕した台湾最大規模の旅行業界の展示会、台北国際旅展（台北インターナショナル・トラベルフェア、ＩＴＦ）の４日間の開催期間中の入場者数は前年比1.63％の延べ36万6,976人となり、過去最高だった昨年を上回った。31日付工商時報などが報じた。
土曜日の入場者が前年を下回り、消費衰退を懸念する声があったが、日曜日にはたくさんの人であふれかえった（29日＝中央社）
観光業者によると、会場での販売総額は少なくとも20億台湾元（約75億円）で、インターネット上での販売も含めると30億元以上に達した。インターネット上での販売額の成長率の方が会場よりも大きかった。トラベルフェアに出展した業者は、自社のサイト上でも、フェアよりも長い期間、優待を実施したため販売額が伸びた。麗緻集団（ランディス・グループ）はインターネット上での販売総額が1,500万元と初めて会場（1,400万元）を上回った。同社全体では前年同期比７％増だった。
晶華麗晶酒店集団（リージェントホテルズグループ）も、インターネット上での販売総額が8,200万元と会場の5,000万元を大きく上回った。同社全体では前年同期比1.5％の増収だった。
