台北市交通局は30日、台北市と新北市が計画中の台北都市交通システム（ＭＲＴ）と市内バスの乗り放題パスについて、来年上半期に発売し、価格は月間2,000台湾元（約7,500円）以下で検討していることを明らかにした。31日付自由時報が報じた。
乗り放題パスについては張哲揚台北市秘書長が、公共レンタサイクル「YouBike」への乗り換えも、30分以内であれば無料とするとの考えを示している。YouBikeは最初の30分が新北市では無料だが、台北市では料金がかかり、両市の間でまた分担金の拠出割合についてまだ合意ができていない。
台北市の乗り放題パス計画については、昨年11月に柯文哲市長が月間料金を2,500元とする案を発表した際、「高すぎる」との批判が巻き起こった経緯がある。仮に2,000元でも、サラリーパーソンの１カ月の出勤日を22日として計算すると１日当たりの負担額は90元となる。このため通勤族からは「依然魅力に欠ける。1,500元以下であれば考える」といった冷めた反応が聞かれた。
