ニュース 電子 作成日:2017年11月1日_記事番号:T00073682
米アップルが来年発売するスマートフォン「iPhone」とタブレット端末「iPad」にクアルコムのモデム用チップを採用せず、台湾のIC設計最大手、聯発科技(メディアテック)とインテルの製品を採用すると米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じたことについて、メディアテックの蔡力行共同執行長は31日、「全く知らない」と述べた。1日付工商時報などが報じた。
蔡共同執行長は「ディスクリート(個別)のモデム用チップの開発は難しくなく、技術の優れたライバル(クアルコム)を追い続けているが、当社の主力は携帯電話用チップのため、モデム用チップに関する計画はない」と述べた。
アップルはクアルコムのモデム用チップを採用しないことで、特許使用料(ロイヤルティー)をめぐる訴訟でクアルコムの譲歩を引き出す狙いとみられている。
メディアテックが同日発表した第3四半期の連結売上高は636億5,100万台湾元(約2,400億円)で前期比9.6%増、前年同期比18.8%減。純利益は50億6,100万元で前期の約2.3倍、前年同期比35.4%減だった。
第4四半期の売上高は1米ドル=30.3台湾元として前期比7%減~1%増の592億~643億元と予想した。チップ出荷量は1億1,000万~1億2,000万セットの予測だ。
メディアテックは謝清江副董事長兼総経理が12月1日付で総経理職を辞任し、陳冠州営運長(COO)が総経理に昇任する人事を発表した。謝副董事長は今後、グループの業務に専念する。
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