ニュース 運輸 作成日:2017年11月1日_記事番号:T00073700
海運大手、長栄海運(エバーグリーン・マリン)は31日、1株15.3台湾元で5億株を発行し、76億5,000万元(約289億円)の増資を行うと発表した。コンテナ船の購入やコンテナの更新の他、銀行への融資返済による財務改善が目的だ。1日付経済日報が報じた。
長栄海運は、海運業界はここ数年、不景気による運賃低迷で赤字が続いていたが、今年は海運市況が好転してきており、体質改善や事業拡大を図るために現金増資を決めたと説明した。背景には、韓国・韓進海運の破綻以降、荷主が海運会社の財務状況をより重視するようになったことがある。
長栄海運の第2四半期の純利益は27億7,400万元。証券会社によると、第3四半期は前期を上回り、大幅増益となるとみている。増益を背景に、同社は長栄香港の株式80%までの買い戻しを決めており、子会社化によってコスト引き下げや効率上昇を図り、中華圏での業務強化を図りたい考えだ。
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