ニュース 政治 作成日:2017年11月1日_記事番号:T00073704
太平洋の友好国を訪問中の蔡英文総統は31日、マーシャル諸島の国会で演説した際、同国の他、ツバル、ソロモン諸島、キリバス、ナウル、パラオの台湾と正式な外交関係を持つ6カ国に対し、遠くない時期にビザ免除措置を行うと表明。「双方の関係がさらに深まることを期待する」と語った。1日付自由時報などが報じた。
蔡総統はマーシャル諸島の国会で演説した初めての外国元首となった(31日=中央社)
外交部亜太司の藍夏礼副司長は、ビザ免除措置の時期と詳細について、帰台後に引き続き研究し、適切な時期に公表すると語った。ビザ免除は、これらの国々が中国の外交攻勢によって台湾と断交することを予防する狙いとみられる。
ただ、中国寄りの中国時報は同日付で、マーシャル諸島から海外に出る場合でも、ハワイかグアムでのトランジットが必要で、ハワイに出るのにも航空機を乗り換えて少なくとも1,000米ドルの費用がかかる例を挙げ、所得の低い太平洋の国民が台湾に旅行に来ることは不可能に近く、ビザ免除措置は実際にはほとんど実益をもたらさないと批判した。さらにジカウイルスやコレラ、デング熱、赤痢などの疫病が持ち込まれる恐れもあるとして、ビザ免除は安易に行うべきでないと指摘した。
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