鴻海精密工業傘下で香港上場の富智康集団（ＦＩＨモバイル）は１日、下半期の純損失が上半期を上回るとの見通しを示した。上半期は純損失１億9,900万米ドルで赤字に転落していた。２日付蘋果日報などが報じた。
ＦＩＨモバイルは下半期の赤字拡大について、粗利益率が低いこと、サプライヤーや在庫、顧客の商品戦略、為替相場などが要因と説明した。
香港メディアによると、ＦＩＨモバイルはアンドロイドＯＳ（基本ソフト）搭載スマートフォンの受託生産が主要業務。顧客は、ノキア、小米科技（小米、シャオミ）、華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）、広東欧珀移動通信（ＯＰＰＯ）など。
昨年の純利益は１億3,600万米ドルで、４年連続の黒字だった。
