台新国際商業銀行（台新銀行）は１日、豪州ブリスベン支店の開業記念式典を開いた。香港、シンガポール、東京に次ぐ４カ所目の海外支店で、民間銀行がブリスベンに支店したのは初めてだ。２日付工商時報が報じた。
台新銀行は７月31日にブリスベン支店を開業した。当初は台湾系企業や華人が経営する企業を対象とした融資、預金、為替業務が中心だが、今後は現地企業や豪州に拠点を持つグローバル企業に対象を拡大し、台湾と豪州の越境融資、貿易金融サービスなども提供する計画だ。
台新金融控股（台新金）の饒世湛総経理は、ブリスベン支店は１年後に利益を上げられると予想した。
豪州には台湾の銀行11行が支店を持ち、このうち政府系銀行の▽兆豊国際商業銀行（メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク）▽第一商業銀行（ファースト・コマーシャル・バンク）▽台湾中小企業銀行（台湾企銀、ＴＢＢ）──がブリスベン支店を設けている。
