ニュース 金融 作成日:2017年11月2日_記事番号:T00073724
台湾海軍から掃海艇6隻の建造を受注している慶富造船(高雄市)に対する銀行団の協調融資(シンジケートローン)が債務不履行になった問題で、慶富造船グループに対する銀行17行の債権は、協調融資と単独融資を合わせた合計250億台湾元(約940億円)のうち、約9割が無担保融資であることが明らかになった。2日付自由時報が伝えた。
金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員(右)は、銀行の損失を最小限に抑えたいと語った(11日=中央社)
金融監督管理委員会(金管会)の集計によれば、十分な担保を確保している債権は全体の11%の28億元にすぎなかった。
慶富造船問題は立法院財政委員会でも争点となり、第一商業銀行をはじめとする債権行が慶富造船の資本不足を知りながら、なぜ協調融資に同意したのかなどと追及が相次いだ。
慶富造船本体への融資以外に、台湾土地銀行が慶富子会社の慶陽海洋企業に対して行った国立海洋科技博物館(基隆市)絡みの融資案件でも、銀行側の債権管理に問題が浮上した。
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