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ケーステックが大型設備投資、次期iPhone受注か


ニュース 電子 作成日:2017年11月3日_記事番号:T00073736

ケーステックが大型設備投資、次期iPhone受注か

 金属筐体の鎧勝控股(ケーステック・ホールディングス)の董事会は38億9,300万人民元(約670億円)の設備投資予算を承認した。ケーステックは米アップルが来年下半期に発売するとみられるスマートフォン「iPhone」次期機種に金属筐体を供給するとの市場観測が浮上していた。大型設備投資計画は同観測を裏付けたとみられている。3日付工商時報が報じた。

 ケーステックはもともとアップルのタブレット端末「iPad」向け出荷を中心とし、売上高構成比が一時60%に達していたが、タブレット端末市場の成長鈍化を受け、別の製品向けの受注を目指していたとされる。

 日本の証券会社は、ケーステックがアップルの次期iPhoneに金属筐体を供給できるかは第4四半期にはっきりすると指摘。当初の採用率は3~5%となる見通しだが、採用率が5%増えるごとにケーステックの売上高は30%増えるという。

 iPhoneシリーズの年間出荷台数は平均2億2,000万台。

 なお、最新の「iPhoneX(テン)」のフレームは鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)が、「iPhone8」シリーズのフレームは可成科技(キャッチャー・テクノロジー)と米ジェイビルが受注しているようだ。