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クアルコムが89%減益、公平会の重罰を計上【図】


ニュース 電子 作成日:2017年11月3日_記事番号:T00073738

クアルコムが89%減益、公平会の重罰を計上【図】

 携帯電話用半導体大手の米クアルコムが米国時間1日発表した7~9月期純利益は1億6,800万米ドルで前期比81%減、前年同期比89%減だった。アップルとの特許訴訟に関連し特許使用料(ロイヤルティー)の支払いが停止していること、および台湾の公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)が公平交易法(独占禁止法に相当)違反で科す課徴金234億台湾元(約880億円)を損失として計上したことが響いた。3日付工商時報が報じた。

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 ただクアルコムは、中国市場での販売好調、自動車やモノのインターネット(IoT)など携帯電話向け以外で需要が旺盛だったことから、IC部門の売上高は前年同期比13%増加した。

 米ウォールストリート・ジャーナルが先ごろ、アップルはスマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」の次世代機種でクアルコム製チップではなくインテルや聯発科技(メディアテック)の通信チップを採用する可能性があると報じたことについて、クアルコムはコメントを控えている。