ニュース 農林水産 作成日:2017年11月3日_記事番号:T00073742
衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA、食薬署)はこのほど、大型魚の摂取に関して、6歳以下の乳幼児、妊婦、出産期(15~49歳)の女性はマグロ、カジキ、バラムツ、サメの肉を摂取すべきでないとする食生活指針をまとめた。大型の捕食魚に蓄積したメチル水銀が乳幼児の脳の発達に悪影響を与える懸念があることを踏まえた勧告だ。3日付自由時報が報じた。
海洋食物連鎖の上位にいる大型の捕食魚はメチル水銀など重金属の体内濃度が高くなる。TFDAの調査によると、マグロ、カジキ、バラムツ、サメのメチル水銀の体内濃度は特に高く、台湾人がこれら魚の肉をよく食べているため、今回の勧告に盛り込んだ。
同指針では妊婦、出産期の女性は栄養バランスを取るため魚を週7~9回食べた方がいいとしているが、マグロ、カジキ、バラムツ、サメの摂取は避け、摂取する場合も1回当たり35グラム以下に抑えるべきと勧告している。また、乳幼児はこれら4種の魚を摂取しない方がいいとしている。
台北栄民総医院臨床毒物・職業医学科の楊振昌主任は、体重50キログラムの一般成人の場合、これら4種の魚の摂取量は1週間当たり刺し身3~4切れ分に相当する65グラム以下に抑え、サケ、タラ、サンマなどの小型魚を摂取するよう助言した。
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