ニュース 電子 作成日:2017年11月7日_記事番号:T00073792
経済部が6日発表した統計によると、第1~3四半期の液晶などのパネル輸出額は60億8,000万米ドルで、前年同期比15.5%増と6年ぶりにプラス成長に転じた。王淑娟・経済部統計処副処長は、世界景気の回復、および昨年末に韓国の一部工場が閉鎖したことが要因と分析した。7日付工商時報が報じた。
台湾の第1~3四半期パネル輸出額は、韓国の前年同期比1.1%減、中国の0.3%減を上回る伸びだった。日本は30.1%増だった。
1~8月パネル生産額は6,217億台湾元(約2兆3,000億円)で前年同期比24.9%増と、5年ぶりにプラス成長に転じた。世界金融危機、中国の「紅色供給網(レッドサプライチェーン)」台頭で、パネル生産額は4年連続の前年割れで、15年より1兆元を割り込んでいた。
全体の約60%を占める大型パネル(10インチ以上)の1~8月生産額は、前年同期比27.7%増だった。スマートフォンや車載用の需要拡大で、中小型パネル(10インチ以下)生産額は34.4%増だった。液晶パネル関連部品は、カラーフィルターが48.2%増、ガラス基板とバックライトモジュールは前年割れだった。
王副処長は、パネルメーカーの10月生産能力から見て、年内は成長が続くと予想した。来年は中国で第10.5世代パネル工場が稼働する他、韓国でも有機EL(OLED)パネルの生産が増えるため、台湾メーカーは競争力向上のため、高度化、差別化を続ける必要があると指摘した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722