台湾最大のインターネット通販サイト「ＰＣホーム」を運営する網路家庭国際資訊（ＰＣホームオンライン）傘下でB2B2C（企業が別の企業を通して消費者と取引を交わすこと）サイト「ＰＣホーム商店街」を運営する商店街市集国際資訊は６日、10日まで、注文から100分以内に配達を完了するキャンペーンを実施すると発表した。会員の場合、配送料は無料だが、同サービスの利用はキャンペーン対象商品の購入、午前10時～午後４時の注文、配達先が６直轄市の対象エリアに含まれる場合に限られる。７日付経済日報が報じた。
商店街市集は今年からＰＣホーム商店街の「個人売場」でコンビニ受け取りの配送料、出品手数料、クレジットカード決済の手数料などを無料としたことが響き、第３四半期に1,451万台湾元（約5,500万円）に上る純損失を計上した。
にもかかわらず新たな無料配送キャンペーンを打ち出したため、業界からは、運営コストが増加し、第４四半期の業績がさらに悪化するとの指摘が出ている。しかし商店街市集は100分配送サービスについて、提携する宅配業者の便利帯物流（Maple Logistics Express）と検討と試行を重ねた上で、サービス提供を決めたと強調した。
