ニュース 石油・化学 作成日:2017年11月8日_記事番号:T00073822
台湾の石化大手や中国の中国石油化工集団(シノペック)が中国福建省の古雷半島に共同で設置を計画している石油化学プラントが、12月26日に着工することが7日発表された。同プロジェクトが2011年に始動して以来、7年目にしてようやく建設が始まる形だ。出資企業の一つ、台湾聚合化学品(USI)によると、20年の竣工、稼働を予定している。8日付経済日報が報じた。
同プロジェクトは総投資額1,250億台湾元(約4,700億円)と過去最大規模の中台企業による提携事業で、シノペックと福建省石油化学工業が折半出資する同省石化最大手の福建錬油化工と、USIや亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)、和桐化学(HT)など台湾の7社が共同出資する旭騰投資(香港)が50%ずつを出資する合弁会社、福建古雷石化が推進している。
ただ中台の企業間で合意書に署名を行った14年末には、15年6月の着工、18年9月を目指すとしていたが、翌年の国際原油価格の大幅下落、シノペック上層部の人事異動、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)の追加投資取りやめを受けて一時、計画が足踏み状態となっていた。
しかし、今年に入り開発用地で埋め立て工事が進められ、9月に完了。このほど正式に着工時期が決定した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722