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独身の日商戦スタート、購買意欲は昨年以上


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年11月8日_記事番号:T00073824

独身の日商戦スタート、購買意欲は昨年以上

 中華圏のインターネット通販サイトで定着している「独身の日(光棍節、11月11日)」前後の特売セールがスタートした。資訊工業策進会(資策会)産業情報研究所(MIC)の調査によると、台湾のインターネットユーザーのうち56.2%が同セールでの商品購入を計画しており、全体の購買意欲は前年同期比10%上昇する見通しだ。8日付工商時報が報じた。

 MICが今月1~5日に実施した調査によると、ネットユーザーの81.9%が「独身の日セールの販促情報に関心がある、または関連情報を入手した」と回答。うち「無意識に広告に注意が向いていた」が47.6%、「プラットフォームが送信した情報を受け取った」が39.3%、「自ら関連情報を収集している」が13%などとなった。

 また、最も購入したい商品は上位から▽服飾・アクセサリー、44.6%▽日用品、40.4%▽3C(コンピューター、通信、家電)製品、35.8%▽美容・保養品、20.6%▽家具・家電、18.6%──となった。

 なお通販サイトの多くが今年の独身の日セールにおいて、ユーザーの購買意欲を高めるための商品としてトイレットペーパーやティッシュペーパーとして利用される、いわゆる「衛生紙」を活用している。これについて市場調査会社、ニールセンは、今年ネット購入者が2桁成長した商品は家庭用紙と清掃用品のみとなっており、台湾ではネットが日用品の購入チャネルとして徐々に重要度を増していると指摘した。