ニュース 金融 作成日:2017年11月8日_記事番号:T00073827
生保大手の国泰人寿保険(キャセイライフ)は、金融当局によるマネーロンダリング(資金洗浄)対策強化を受け、英領バミューダ諸島の保険子会社を解散することを決めた。8日付工商時報が報じた。
国泰人寿のバミューダ諸島子会社は、台湾保険業界で初の海外子会社として、1999年に認可されたが、経営実態としてはペーパーカンパニーに近かった。しかし、バミューダ諸島がマネーロンダリングの温床として指摘され、海外監督当局から処分を受けるリスクが高まっていることに加え、金融監督管理委員会(金管会)がガバナンス強化を目的として、現地で董事会を招集するよう求めるなどしたため、コスト面の考慮から解散が決まった。
国泰金融控股による海外拠点撤退は、国泰世華銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)が2015年にロサンゼルス支店を閉鎖して以来となる。
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