ニュース 社会 作成日:2017年11月8日_記事番号:T00073835
7日午後6時40分過ぎ、夜間飛行訓練のため新竹空軍基地を飛び立ったフランス製戦闘機ミラージュ2000の4機のうち1機が、基隆の北北東90カイリ(約170キロメートル)の東シナ海で消息を絶った。海軍はC-130型などの救護ヘリ17機を派遣、行政院海岸巡防署(海巡署)も巡視船、基隆艦や花蓮艦を出動させて捜索に当たっているが、8日昼現在、機体とパイロットの行方は分かっていない。
行方不明になったミラージュ2000と同型機。1機当たりの価格は約13億台湾元(約49億円)に上る(7日=中央社)
同機のパイロットは何子雨上尉(29)で、キャリア6年、総飛行時間718時間、ミラージュでの飛行時間も491時間に上り、経験は十分。昨年11月に妻の張家涵さんと結婚したばかりだ。
空軍のベテランパイロットは、戦闘機がレーダーから消える前に何上尉がパラシュートでの脱出を試みたり、救難信号を発射した形跡がないことから、夜間で空と海の見分けがつかず、一時的に平衝感覚を失う空間識失調の状態に陥った可能性があると指摘した。自分に対して地面が上なのか下なのか、機体が上昇しているのか下降しているのか分からなくなる非常に危険な状態で、通常、こうした場合には計器飛行に切り替えるという。
仏製ミラージュは1989年に60機を導入し、台湾の3大主力戦闘機の1つだ。7日の事故を含め、これまでに5機が事故を起こし、計4人のパイロットが死亡している。
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