ニュース 電子 作成日:2017年11月9日_記事番号:T00073839
中国の液晶パネル最大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)の王東升董事長は7日東京で、経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)への出資意欲を示した。JDI支援に前向きな姿勢を示している鴻海科技集団(フォックスコン)との間で、アップルからの受注を視野に、JDI経営権の獲得競争が繰り広げられる可能性がある。9日付経済日報が報じた。
JDIをめぐって鴻海傘下シャープの戴正呉社長は今年8月、シャープが主導するなら雇用を守り、技術を流出させることなくJDIを立て直す自信があると述べた。また、独占禁止法の関係でシャープは直接出資できないものの、方法はあると語った。
業界関係者は、日本メーカーは技術の流出を非常に懸念しているので、知的財産権を重視している鴻海の方が有利との見方を示した。また、アップルがJDIに対し、鴻海グループからの出資を受け入れるよう要請する可能性もある。JDIはアップルの主要サプライヤーで、アップルのスマートフォン前モデル、iPhone7にLTPS(低温ポリシリコン)パネルを供給した。鴻海はアップル製品の最大の組み立てメーカーで、多くの傘下メーカーがアップルに部品を供給している。
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