ニュース 電子 作成日:2017年11月13日_記事番号:T00073891
中国のIC設計大手、北京兆易創新科技(ギガデバイス)は、NOR型フラッシュメモリーの生産で同国のファウンドリー最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)の支援を獲得。生産能力を大幅に増強し、中国市場での勢力拡大を図る動きを見せており、台湾の同業、旺宏電子(マクロニクス)や華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)にプレッシャーを与えるとみられる。13日付経済日報が報じた。
同紙によると、ギガデバイスは今年6月にNOR型フラッシュメモリーの生産能力増強を求めたが、SMICはシリコンウエハーの供給不足から、これに応じることができなかった。しかしこのほど、中国政府によるメモリー産業の育成政策を背景に、SMICはギガデバイスに対し、世界全体のNOR型フラッシュメモリー供給量の約30%に当たる月産2万5,000枚規模のNOR型フラッシュメモリー生産能力の提供を決めたとされ、来年第1四半期より、生産を開始する予定とみられる。
なお業界関係者によると、マクロニクスやウィンボンド・エレクトロニクスも同時期に生産能力増強を予定しており、NOR型フラッシュメモリー市場では来年第1四半期に価格競争が激化する可能性が浮上している。
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