ノートパソコン受託生産最大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が10日発表した10月連結売上高は前月比1.5％増、前年同月比48.3％増の1,004億6,600万台湾元（約3,800億円）で今年最高だった。証券会社は、クアンタが独占受注しているアップルの腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「アップルウオッチシリーズ３」の出荷増が貢献したと指摘した。11日付経済日報などが報じた。
クアンタの10月ノートＰＣ出荷台数は350万台で、前月比16.7％減少した。平均単価（ＡＳＰ）は前月を上回った。
証券会社はクアンタの第４四半期見通しについて、アップルウオッチ３の出荷台数が前期を上回り、ウエアラブル端末やサーバーなど、ノートＰＣ以外が成長に貢献すると予想した。
仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の10月連結売上高は、前月比4.4％増、前年同月比12.1％増の861億8,400万元で、過去２番目の高水準だった。
