ニュース 電子 作成日:2017年11月13日_記事番号:T00073901
華碩電脳(ASUS)の沈振来(ジェリー・シェン)執行長は10日、第4四半期にもスマートフォン事業が黒字転換すると見通しを示した。早ければ来年ゲーミング(ゲーム用)スマホを発売する方向で、通年でスマホ事業の黒字化を目指す。11日付工商時報が報じた。
沈執行長(右)はゲーミングスマホについて詳細を明かさなかったが、ゲーム人口は華人だけで3億人以上と述べた(10日=中央社)
ASUSはZenFoneシリーズで価格引き上げを進めている。旗艦機種「ZenFone4」の発売で平均販売価格(ASP)が上昇したものの、出荷台数は前機種並みの見通しだ。
来年はスマホ事業で、製品と市場を絞り込み、▽台湾▽中国▽日本▽フィリピン▽インドネシア▽インド▽ロシア▽フランス▽イタリア▽ブラジル──に集中する。出荷目標は、14年の2,200万~2,300万台以上。
一方、黒字のゲーム用パソコン事業について沈執行長は、今年は20~25%の増収が見込め、今後10年以上は2桁成長を目指すと述べた。
ASUSが同日発表した第3四半期連結売上高は1,042億300万台湾元(約3,900億円)で前期比20%増、前年同期比3%減、純利益は58億3,700万元で前期の2.9倍、前年同期比2%減だった。大幅増益は、為替差益や株式配当金金など営業外収益が41億3,400万元に上ったのが要因だ。
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