ニュース 運輸 作成日:2017年11月13日_記事番号:T00073911
台湾域内旅行の需要期である11月に入り、観光バスが久々に供給不足状態となっている。今月はアジア最大のクルーズ船、「オベーション・オブ・ザ・シーズ」が基隆、花蓮、台中の各港に停泊した他、日本の修学旅行生が来台、さらに中国人観光客が回復していることが要因だ。1日貸し切りで3万台湾元(約11万3,000円)と通常の2倍の価格を提示した業者もあるとされ、「中国人客が大勢来ていた頃に戻ったようだ」との声も聞かれる。13日付自由時報が報じた。
花蓮港に接岸した「オベーション・オブ・ザ・シーズ」。同船の4,000人の乗客に近隣の観光地に運ぶべく、手前に観光バスが待ち構えている(11日=中央社)
観光バス業者の組合、中華民国遊覧車客運商業同業公会全国聯合会(NABT)の林建良理事長は、「現在は数日前に予約していない限り、急に観光バスを調達しようと思っても厳しい状況だ」と説明。ただ、1日3万元の料金は特別なケースで、業界景気は依然厳しく、長期的に好転していくかは観察が必要と指摘した。
なお、業者からは、旅行会社が観光バス調達に料金を出し惜しみすることも、バスを確保できない原因の一つとの声も聞かれた。先週、クルーズ船が花蓮港に停泊した際、1日当たり6,000~7,000元を提示した業者があり、この水準で受ける観光バス業者はなかったという。
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