ニュース 電子 作成日:2017年11月14日_記事番号:T00073916
半導体大手、ブロードコムのクアルコム買収提案を受け、台湾の聯発科技(メディアテック)に、実現した場合の対抗策として、無線通信関連メーカーの買収や、エヌビディアとの人工知能(AI)分野での提携検討が観測されている。14日付工商時報が報じた。
クアルコムは13日、企業価値が過小評価されており、ブロードコムによる買収提案を拒否すると発表した。ただ、ブロードコムは水面下でクアルコムの大株主と接触しており、敵対的買収を進める可能性がある。
業界関係者は、ブロードコムのクアルコム買収は、競争法に抵触しないよう、両社の無線通信部門を売却する必要があり、無線通信技術はAIやIoT(モノのインターネット)分野で重要となるため、中国企業が引き受ける可能性が高いと指摘した。そうなれば価格競争に陥り、メディアテックが打撃を受ける。
このためメディアテックは、既に無線通信関連企業の買収を検討しているとされる。またエヌビディアとの提携を検討しており、エヌビディアのアプリケーションプロセッサー(AP)に、4G/5GベースバンドやAIコア技術を統合する可能性がある。
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