衛生福利部中央健康保険署（健保署）は13日、全民健康保険に対する市民の満足度が過去最高の85％に達したとする調査結果を明らかにした。14日付聯合報が伝えた。
ただ、健保署が大病院の混雑緩和に向けて普及を目指すホームドクター制度については、半数以上の市民が知らないと答えた。李伯璋健保署長は「政策ＰＲを強化する必要があることを示している」と述べた。
一方、現在の健保制度が医療現場の負担になっているという認識が根強い医師の間では、健保制度に満足しているとの回答は30％にとどまった。
医療現場の待遇改善に取り組む「台湾医療労働正義・病人安全促進聯盟」は、「医師が不満を抱く根本的問題は健保給付制度が人件費を区別していないことだ。医師の過労を解決するためには、医師の診察費用を別立てで計算すべきだ」と主張した。
