ニュース 社会 作成日:2017年11月15日_記事番号:T00073965
台湾海軍の掃海艇を受注した慶富造船が総統府を通じ、海軍に掃海艇建造代金の24億台湾元(約90億円)の支払いを繰り上げるよう直接依頼していた可能性を示す録音ファイルが公表されたことを受け、録音された会合に同席していた高雄市政府の王瑞仁海洋局長(43)は14日、事実関係をメディアに説明した上で、陳菊市長に辞表を提出し受理された。15日付蘋果日報が伝えた。
王氏(写真)は10年余り前に陳菊・高雄市長の秘書を務め、2年余り前に海洋局長に抜擢されていた(14日=中央社)
王局長は昨年10月、興達港(高雄市茄萣区)周辺で造船所用地の取得を希望する慶富造船の陳偉志副董事長と会合を持っていたもので、道義的責任を取った格好だ。
王局長は「(掃海艇の)落札企業(慶富造船)が関係する『国艦国造(艦船国産化)』という国家の重大政策に配慮し、用地取得を支援しただけだ」とした上で、「用地取得も漁業署を通じて公開入札で実施しており、違法な点も違法な動機もないし、対価も受け取っていない」と主張し、検察の捜査を見守る考えを表明した。
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